サンザシ(山査子)とは

さんざしが高血圧の人を救う?サンザシのドライフルーツや飲み物で改善効果を期待!サンザシは、古くから生薬・ハーブとして利用されてきたバラ科の植物です。赤く美しい実をつけることから観葉植物としても親しまれていますので、庭園や植物園で目にしたことのある人も多いのではないでしょうか? 毎年5月ごろに花を咲かせ、9~10月ごろに実をつけます。

人類との関わりはとても長く、古代ギリシャの時代からすでに「神聖な木」として枝や葉が厄除けに使用されていたことがわかっています。生薬としても、約2000年前の中国の書物に「不老長寿の薬」との記述が残されており、貴重な民間薬だったことが窺えるでしょう。日本には18世紀前半に伝わりました。
なお、漢字で「山査子」と書く場合は中国原産のサンザシまたはオオミサンザシを指すことが一般的ですが、ヨーロッパ原産のセイヨウサンザシもきわめて近縁です。成分的にも近く、やはり健康維持に役立つハーブとして重宝されています。

サンザシに含まれている栄養素のご紹介

○クェルセチン
サンザシには、ポリフェノールの一種であるクェルセチンが豊富に含まれます。これはブドウやリンゴ、ラズベリーなどの果実の皮にも含まれる成分で、古来から黄色の染料としても用いられてきました。体内での働きとしてはビタミンに近く、強力な抗酸化作用や抗炎症作用をもちます。
○クロロゲン酸
同じくポリフェノールの一種であるクロロゲン酸も、サンザシに顕著に含まれる成分です。こちらはコーヒー豆に多く含まれることで知られており、渋みや酸味の原因となります。働きとしてはタンニンに似ており、整腸作用や吐き気止めに効果があります。
○ウルソール酸
サンザシに含まれるウルソール酸は、天然の美容成分として知られています。私たちの肌の大敵といえば紫外線ですが、ウルソール酸はそんな紫外線によって壊されてしまったコラーゲンを修復する働きをもちます。そのため、シワ防止やアンチエイジング効果にも期待がもてるでしょう。

サンザシに期待される3つの効能と効果

山査子(さんざし)は生活習慣病を未然に防ぎ、抗酸化ポリフェノールの効用で老化を防ぐとも噂される漢方ですが、実際のところはどうなのでしょうか。その研究データを分析し、効果のほどを実証!

中国では古来より“命を養う不老長寿の妙薬”として愛されてきた山査子(さんざし)。近年、さんざしが漢方薬として非常に有用であることが分かってきており、徐々に人気を集めつつあるのをご存じでしょうか?

現在、判明している主な効能は次の3つです。

・血行改善作用
さんざしは血中のコレステロールを抑制し、スムーズな血液循環を助けます。
・老化防止効果
さんざしに含まれるポリフェノールの抗酸化作用が細胞を若々しく保ちます。
・胃を健康に保つ健胃効果
さんざしには胃酸の分泌を促進させる働きがあります。

以上のように健康増進に役立つ効果がたくさんあるサンザシを積極的にとりいれ、これからの5年10年をもっと健康に過ごしてみたいと思いませんか?

※山査子(サンザシ)の特徴や働きなどについては、Wikipediaのサイトを参考にしています。

  • 熟すると赤くなる果実は生薬、果実酒、ドライフルーツなどの用途があり、盆栽の素材としても好まれる。果実が黄色に熟するものをキミノサンザシ (C. cuneata f. lutea) という。
  • サンザシや近縁のオオミサンザシ(C. pinnatifida)の干した果実は、生薬名で山査子(さんざし)といい、消化吸収を助ける作用がある。加味平胃散(かみへいいさん)、啓脾湯(けいひとう)などの漢方方剤に使われる。
  • 近縁種のセイヨウサンザシ(C. oxyacantha)の果実や葉は、ヨーロッパではハーブとして心悸亢進、心筋衰弱などの心臓病に使われる。
引用元:サンザシ(山査子、山樝子、学名: Crataegus cuneata)|Wikipedia

サンザシを使った食品や加工物

○山査子酒
日本でも最近はお洒落な飲食店で見かけるようになった山査子酒ですが、中国ではごく一般的な果実酒です。町のふつうの中華料理店のメニューにも当たり前のように掲載されており、日本でいえば梅酒と同じくらいポピュラーなお酒だといえます。ヨーロッパではジンに漬け込んだものも作られています。
○氷糖葫蘆(ピンタンフーロー)
氷糖葫蘆はおもに中国北部で食べられているお菓子です。山査子の実を串に刺して飴でコーティングしたもので、屋台などで気軽に食べることができます。日本でいうと縁日のリンゴ飴が近いですが、氷糖葫蘆の場合は1つの串に4~7個ほどの山査子が刺さっているのが特徴です。
○山査子餅(シャンジャーズビン)
山査子餅は、山査子の実をつぶして寒天や砂糖を混ぜてから乾燥させたドライフルーツです。中国では薄くスライスして使われることが多く、酢豚などの甘辛い料理にトッピングされます。もちろん、そのままお菓子として食べても問題ありません。

サンザシが緩和!生活習慣病と大きく関係する高血圧

さんざしは高血圧を緩和するといわれます。さんざしは高血圧に起因する生活習慣病に対しての有効性が期待できるのです。

生活習慣病の代表格は、心臓病、糖尿病、脳卒中、高血圧、脂質異常症、肥満の6つ。

高血圧の人は、心臓病や脳卒中になるリスクが高まります。また糖尿病の人は血圧が高くなりますが、これは細胞の浸透圧が高まった結果、体液や血液が増加したからだと考えられます。

さらに肥満の人は、交感神経が緊張しているため血圧の上昇が活発になると言われています。東北大大学院医学系研究科チームがそのメカニズムを解明しています。

肥満の人の肝臓では脂肪が蓄積されるとき神経信号が活発化します。それはエネルギーの摂り過ぎに対して基礎代謝を上げて対処しようとするからです。これにより交感神経が優位状態となって、血圧が上昇するのです。

高血圧は、多くの生活習慣病と大きく関係します。血圧が気になりだした方にこそ、ぜひさんざしの摂取をおすすめします。

生活習慣病は、日々の習慣が作り出す病気です。運動、食習慣、休養、喫煙、飲酒などの要因が深く関係します。日本人の死因を確認してみると、実に2/3にあたる方々が生活習慣病で亡くなっていることが分かります。

この状況を受けて厚生労働省も“健康日本21”プロジェクトで生活習慣病の予防に関する情報を周知徹底しようと勤めています。

健康日本21については下記を参照ください

健康日本21(第二次)とは 「健康日本21(第二次)」は、平成25年度から10年間の計画であり、その基本となる方針や理念、具体的な目標などについては、健康増進法第7条に基づき厚生労働大臣が定めることとされている「国民の健康の増進の総合的な推進を図るための基本的な方針」(以下、「基本方針」という。)の中に盛り込むこととし、平成24年7月10日付けで、この基本方針の全部改正を行い、厚生労働大臣が告示しました。

引用元:厚生労働省健康日本21(第二次)分析評価事業

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