漢方で免疫力を高めて“未病”を撃退!

健康でいるためにできること病気になりにくい体になるには、どうすればいいのでしょう?

免疫力を高めればいいのです。

ではどのようにして、免疫力を高めればいいのか?それにはまず免疫について知っておく必要があります。

外界は細菌やウイルスであふれています。人体は常に細菌やウイルス(敵)と戦っている状態です。その砦を担っているのが免疫と呼ばれる仕組みなのです。

主な細胞をご紹介します。

予防医学を考える上で知っておくべき免疫細胞の一覧

・抗原提示細胞
敵を捕食して、情報をヘルパーT細胞に伝えます。
・ヘルパーT細胞
抗原提示細胞からの情報を元に、各細胞に攻撃命令を出します。
・細胞障害性T細胞
ヘルパーT細胞の指令を受けて、適宜、がん化した細胞を破壊します。
・白血球
ヘルパーT細胞の指令を受け、細菌や異物を攻撃します。
・B細胞
ヘルパーT細胞の指令を受け、抗体で病原菌を攻撃します。
・ナチュラルキラー細胞
この細胞だけは、ヘルパーT細胞の指示がなくても自律的に攻撃行動を取ることが可能です。独自にがん細胞をみつけ攻撃します。

免疫細胞達は、情報収集、指令、攻撃という連係プレイで日々体を守っているのです。免疫力を上げるとは、こうした免疫細胞を活性化させること、活動を安定させることなのです。

漢方でカラダの中から元気に!そのためには漢方が有効。なぜなら、免疫力を上げることは予防医学の範疇であり、漢方はその先駆的な学問だからです。3300年以上の歴史をもつ漢方医学の本質は“未病”という言葉によく表れています。

病院で検査をしても異常はないけれど「なんとなく疲れている」「なんとなくダルい」…。

このような状態を漢方の世界では未病と呼びます。未だ病気ではない状態、病気になる一歩手間の状態です。西洋医学が“すでになってしまった病気”を対処療法で治すのに対して、東洋医学は“未病=病気の種”の段階でそれを取り除くことを考えます。

漢方は“病気になりにくい体質”を目指すもの。そのため漢方医は「病ではなく人を診る」と言われます。相手の体質“証”を細かく探った上で、何を処方するか決めるのです。

是非一度は漢方の世界へ飛び込んでみましょう!

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桂枝(けいし/シナモン)

桂枝は毛細血管を拡張し、発達を助ける働きがあります。体の隅々まで栄養や酸素が行き渡り、それらが代謝されることで、熱は全身にまわります。血行改善による体温上昇効果は、免疫系統の正常化・活発化につながります。

桂枝(けいし/シナモン)について

枸杞子(くこし)

視力回復に効果が期待できる枸杞子。漢方、あるいは薬膳料理の代表的な食材としてよく用いられます。古来より滋養強壮と長寿の効果が珍重されていますが、現代の試験データが、それを科学的な事実として裏付けています。白血球の活性化、テストステロンの増加など、多方からの相乗的な健康効果が体質の改善を促し、免疫力をアップさせます。

枸杞子(くこし)について

葛根

食物アレルギーの治療薬として医療現場からも注目を集める葛根。風邪だけでなく免疫にも効きます。葛根の有用成分がアレルギー状態(免疫の興奮状態)を軽減・抑制し、免疫系の負担を軽減することで免疫バランスを正常化させます。

葛根について

菊花

菊花のもつ独特で豊かな香りが脳や神経に作用。リラックス効果をもたらし、副交感神経が優位に。副交感神経優位がリラックスしている状態では、がん破壊細胞をはじめとした免疫細胞が活性化。菊花のリラックス効果で免疫力をアップさせます。

菊花について

柴胡

炎症鎮静作用をもつ柴胡。アトピー性皮膚炎や気管支喘息、鼻炎、扁桃腺の腫れなどあらゆる炎症に効果のある“サイコサポニン”が 免疫系統の亢進状態を鎮め、正常化させます。

柴胡について

大棗(たいそう/ナツメ)

大棗の含有成分・葉酸が細胞の新陳代謝を活性化。正常な血液の産生を助け、貧血のリスク低減にも効果を発揮します。

大棗(たいそう/ナツメ)について

余甘子(よかんし)

赤ワインの約30倍、ブルーベリーの約20倍の量のポリフェノールを含む余甘子。ポリフェノールは体を活性酸素から守り、その害と言われる生活習慣病、老化、がんを予防すると言われています。活性酸素は細胞や遺伝子を傷つけてまわるため、免疫システムの負担を増やします。ポリフェノールは免疫システムの負担を減らし、亢進状態を緩和させます。免疫を最適な状態を保ちます。

余甘子(よかんし)について

鹿角霊芝(ろっかくれいし)

β-Dグルカンを豊富に含む鹿角霊芝。免疫機能を刺激し、より強力な状態に活性化させます。とくにがんを壊死させるTNF-aの産出を促進させるなど、がんに対する効果が注目されています。

鹿角霊芝(ろっかくれいし)について

山査子(さんざし)

乾燥フルーツなどでもお馴染みの、山査子(さんざし)がもつ血行改善作用、老化防止(アンチエイジング)効果がスムーズな血液循環と抗酸化作用をもたらします。

山査子(さんざし)について

はと麦

はと麦のもつアレルギー抑圧効果が、免疫システムの亢進状態を鎮め、免疫力をアップさせます。また、肌の美白効果および保湿効果にも注目が集まっており、ヨクイニンという名称で、基礎化粧品にも用いられています。

はと麦について

漢方の健康効果も、我流で台無しに…

漢方の診断では、複数の目安を用いてひとりひとりの体質を判断します。その目安としてよく用いられるのが“証”です。ここで、あなたの証を簡単にチェックしてみましょう。

実証 筋肉質または固太り・声が大きい・肌につやがある・食欲あり・胃が丈夫
虚証 やせ型・声が小さい・肌が渇いている・食欲がない・胃が弱い
熱証 汗をかきやすい・顔が赤い・体が火照りやすい・口が渇く・体臭が強い
寒証 手足の冷え・顔色が悪い・寝冷えする・頻尿である
陽証 顔が赤い・体が火照る
陰証 顔面蒼白・冷え症
表証 体の表面に不調を感じる
裏証 体の深部に不調を感じる

どうでしたか。ちなみに、疲れやすいのは虚証で寒証の方に多いと言われています。ただ、疲れやすい人の全てが虚証や寒証にとは言い切れません。実証の方も動きすぎによって疲労が溜まっていることもあります。

いかなる理由で今の“証”になったかを見極めるのはとても難しいことです。“証”は年齢によっても変化するからです。

漢方を生活の中にうまく漢方を取り入れることができれば、免疫力アップをはじめとした体質改善によって、様々な病気を予防する一助となるはずです。

その一方で、自分の体質や体の状態をきちんと把握できていないと、効果がないばかりでなく、かえって害になってしまうこともあります。体の状態は“熱証・寒証”“実証・虚証”のほかにも様々な目安に照らして総合的に判断する必要があるのです。

我流で色々な漢方薬を試すよりも、一度は漢方医あるいは漢方に詳しい医師など専門家の指示を仰ぎ、自分に合った適切な漢方を摂取するべきでしょう。

東洋医学について深い造詣をお持ちの医師、医学博士に直接アドバイスを仰ぎたいのであれば、医学博士が行っている無料健康相談に足を運んでみてはどうでしょうか?

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症状別 家庭の漢方薬効果一覧

本当なら漢方医に診断してもらうのが一番ですが、なかなか漢方医を受診する時間が取れないという方もいるでしょう。そんな場合を考慮して、最後に証判断をしなくても、ある程度、自分の判断で用いて大丈夫とされている漢方薬を一覧形式で紹介したいと思います。

ちょっとした体調不良であれば、以下に掲載している漢方薬を用いてみてはいかがでしょう?

症状 漢方薬 主成分
頭痛 葛根湯(かっこんとう) 葛根、麻黄、大棗、桂枝、天草
桂枝湯(けいしとう) 桂枝、芍薬、大棗、生姜、甘草
呉茱萸湯(ごしゅゆよう) 呉茱萸、人参、大棗、生姜
抑肝散(よくかんさん) 当帰、釣藤、柴胡、川弓、甘草
九味檳榔湯
(くみびんろうとう)
檳榔、厚朴、桂枝、橘皮、紫蘇葉、甘草、大黄、木香、乾生姜
白虎湯(びゃっことう) 知母、粳米、石膏、甘草
五苓散(ごれいさん) 沢瀉、白朮、茯苓、猪苓、桂枝
釣藤散(ちょうとうさん) 釣藤、橘皮、半夏、麦門冬、茯苓、人参、菊花、防風、石膏、甘草、生姜
香蘇散(こうそさん) 香附子、紫蘇葉、陳皮、生姜、甘草
症状 漢方薬 主成分
低血圧 補中益気湯
(ほちゅうえっきとう)
黄耆、人参、朮、当帰、陳皮、大棗、甘草、柴胡、乾姜、升麻
六君子湯(りっくんしとう) 人参、白朮、茯苓、半夏、生姜、大棗、甘草
症状 漢方薬 主成分
肥満 大柴胡湯(だいさいことう) 柴胡、半夏、黄今、芍薬、大棗、枳実、大黄、生姜
防已黄耆湯
(ぼういおうぎとう)
防已、黄耆、朮、生姜、大棗、甘草
桃核承気湯
(とうがくじょうきとう)
桃仁、桂枝、ぼう硝、甘草、大黄
症状 漢方薬 主成分
視力低下 苓桂朮甘湯
(りょうけいじゅつかんとう)
茯苓桂枝、朮、甘草
八味丸(はちみがん) 桂子、附子、乾地黄、山茱萸、山薬、沢瀉、茯苓牡丹皮
症状 漢方薬 主成分
にきび 桂枝茯苓丸
(けいしぶくりょうがん)
桂枝、茯苓牡丹皮、桃仁、芍薬各等分
十味敗毒湯
(じゅうみはいどくとう)
柴胡、桜皮、桔梗生姜、川弓、茯苓独活、防風、甘草、荊芥
症状 漢方薬 主成分
不眠症 柴胡桂枝干姜湯
(さいこけいしかんきょうとう)
柴胡、桂枝、括呂根、黄今、牡蛎、乾姜、甘草
柴胡加竜骨牡蛎湯
(さいこかりゅうこつぼれいとう)
柴胡、半夏茯苓桂枝、黄今、大棗、生姜、人参竜骨、牡蛎、大黄
加味逍遙散
(かみしょうようさん)
当帰、芍薬柴胡、朮、茯苓薄荷、甘草、牡丹皮、梔子、生姜
症状 漢方薬 主成分
かぜ 桂枝加葛根湯
(けいしかかっこんとう)
桂枝、芍薬生姜、大棗、甘草、葛根
小柴胡湯(しょうさいことう) 柴胡、半夏生姜、黄今、大棗、人参甘草
桂枝麻黄各半湯
(けいしまおうかくはんとう)
桂枝、杏仁、芍薬生姜、甘草、麻黄、大棗
柴胡桂枝湯
(さいこけいしとう)
柴胡、半夏桂枝、黄今、人参芍薬生姜、大棗、甘草
竹如温胆湯
(ちくじょうんたんとう)
柴胡、竹如、茯苓生姜、半夏香附子、桔梗陳皮、枳実、黄蓮、甘草、人参
    
症状 漢方薬 主成分
貧血 帰脾湯(きひとう) 黄耆、人参朮、茯苓酸棗仁、竜眼肉、当帰、遠志、大棗、生姜、甘草、木香
四君子湯(しくんしとう) 人参朮、茯苓甘草、生姜、大棗
症状 漢方薬 主成分
冷え症 桂枝加苓朮附湯
(けいしかりょうじゅつぶとう)
桂枝、芍薬生姜、大棗、朮、附子、茯苓
五積散(ごしゃくさん) 朮、陳皮、茯苓半夏当帰、厚朴、芍薬川弓、白止、枳実、桔梗乾姜、桂枝、麻黄、大棗、生姜、甘草
桂枝加朮附湯
(けいしかじゅつぶとう)
桂枝、芍薬大棗、生姜、甘草、朮、附子

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