健康寿命ランキング最新版:都道府県の平均寿命統計

都道府県別の平均寿命の統計や健康寿命をまとめたランキング!2018年3月厚生労働省より発表同じ日本国内でも、地方によって平均寿命には開きがあります。沖縄県や長野県が長寿の県として有名なのは、聞いたことがあるのではないでしょうか?

そこで、ここでは地域ごとの健康寿命を比較し、もっとも健康寿命が長い県はどこなのか、そして現状の健康寿命が短い県はどこなのかを見ていきたいと思います。

もちろん、単に長い短いを比較するのが目的ではありません。健康寿命の長い都道府県が持っている特徴から“健康寿命を延ばす生活習慣”を導きだし、同時に健康寿命の短い都道府県から“健康寿命を考える上で避けるべき環境”を推測することで、皆様の健康を維持するために役立てて頂きたいのです。

それでは、平均寿命&健康寿命のベスト10およびワースト10を見ていくことにしましょう。

男性健康寿命
上位10県
女性健康寿命
上位10県
順位 男性健康寿命
下位10県
女性健康寿命
下位10県
山梨県 愛知県 1位 秋田県 広島県
埼玉県 三重県 2位 愛媛県 北海道
愛知県 山梨県 3位 徳島県 京都府
岐阜県 富山県 4位 和歌山県 徳島県
石川県 島根県 5位 高知県 滋賀県
静岡県 栃木県 6位 奈良県 奈良県
山形県 岐阜県 7位 福岡県 鳥取県
富山県 茨城県 8位 大阪府 兵庫県
茨城県 鹿児島県 9位 岡山県
福島県
東京都
新潟県
福井県
沖縄県 10位 - 和歌山県

※前回のランキング(平成22年度版)を知りたい方は『健康寿命ランキング2010:都道府県の平均寿命統計』をご覧ください。

厚生労働省が関与している統計、厚生労働科学研究費補助金“健康寿命における将来予測と生活習慣病対策の費用対効果に関する研究”によれば、健康寿命の都道府県ランキングは以上のようになっています。

以上のデータを元に、どのような要因が健康寿命の差を生み出しているのか、検討してみましょう。

政府や省庁が公式で行っている研究においては地域差が生じる理由まで明確に研究されていないので推論となりますが、ご自身の健康を維持する上での参考としてお役立て頂ければ幸いです。

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健康寿命が長い都道府県の共通点を探る!

それでは、健康寿命ランキングの上位10県について、共通点を探り、健康を増進するためにはどのような環境が必要なのかを考えてみましょう。

仮説1.外部との交流が健康寿命をのばす

健康寿命が長い上位県の特長!山梨県や愛知県では人との交流が秘訣?山梨県、愛知県が男女ともに上位にいる理由として、仮説でたてられているのは交流の文化が根付いていることです。山梨県では「無尽文化」、愛知県では「喫茶店文化」がある。

「無尽文化」とは特定のメンバーで集まって食事や飲み会を月に1回程度行う文化である。そしてその時の食事代とは別にお金を出し合って積み立て、メンバーが順番に使ったり、グループの目的のために役立てたりすることをいう。

「喫茶店文化」とは近所の主婦同士、ご年配の方同士の憩いの場として長時間喫茶店を利用する文化であり、家計調査によると名古屋では一世帯あたり年間にかける喫茶代が1万円を軽く超えているそうです。

これら文化の共通点として、毎日会わない相手、言うなれば家族以外と話すことが焦点となります。目的のある外出をする機会を自然と作ることになり、会話の脳への刺激だけでなく、歩くことでの下肢筋力の維持に効果があります。

特に高齢者の「閉じこもり」は心と体の状態がどんどん悪化する負のループに入りますから、そうならないように予め自分自身の心構えと周りの人の支援が必要であると言えます。

仮説2.魚を摂取する機会が健康寿命をのばす

魚の優れた栄養「EPA」や「DHA」を摂取!高脂肪血症、認知症、アルツハイマー病などの予防に期待男女ともに上位の山梨県の甲府ではマグロ、アジの干物等の消費量が上位ですし店の店舗数も山梨が第1位で、魚好きな人がとても多いのです。

魚のすぐれた栄養として、人間の体内ではほとんど作ることのできない「EPA」と「DHA」があげられます。
「EPA」とは血栓などが出来やすい高脂血症を予防し、動脈硬化や心筋梗塞、脳梗塞を予防する働きがあることが認められてきています。
「DHA」とは人の脳の神経細胞内に存在し、心身の機能をコントロールしています。日常的に摂取することで脳の老化を抑えて活性化し、認知症やアルツハイマー病などの予防にも効果的ということが知られてきています。

「DHA」と「EPA」は酸化や加熱分解されやすく、また栄養が流れ出しやすいという性質をもっている為、生で食べる刺身が摂取できる割合が多くなります。

魚類に多く含まれる不飽和脂肪酸は常温で固まりにくいのが特徴で、血中の中性脂肪やコレステロール値を調節する働きがあります。一方、飽和脂肪酸は常温で固まるのが特徴で、摂りすぎると高脂血症や動脈硬化をまねく引き金になり注意が必要です。

ファーストフードのようなバブル経済の頃に流行して日本に定着した食べ物ばかり食べるのは飽和脂肪酸を多量に含んでいますから注意が必要です。

都道府県別健康寿命ランキング上位県分析:まとめ

以上のような仮説から導き出せる答の1つとして、

日本人は古来より続いている日本文化に根ざして生活していたほうが良いのではないか…という仮説です。

これについては医療分野でも同じことがいえます。これまでに重篤な副作用、薬害などを出した医薬品はすべて西洋薬でしたよね?副作用による死者を出して裁判に発展した肺ガン用の抗ガン剤イレッサ、奇形児問題を引き起こしたサリドマイド…、どれも西洋医学の薬です。

もちろん今挙げたような例は、医薬品そのものに大きなリスクがあったのですが、それらを差し引いて考えても、日本人の体質には日本で長く用いられてきた医薬品のほうが良いのではないでしょうか?

実際、抗ガン剤などの副作用が大きな医薬品を用いるより、漢方や鍼灸で症状を緩和しながら温泉地で湯治を続けたほうが長く活動的に過ごせる…なんていう話もよく聞きます。

むろん、西洋医学の治療が効果的なケースでは迷わず医師のすすめに従うべきですが、日本で長く親しまれてきた東洋医学をもっと信頼する、そんな風潮ができても良いと思うのです。

日本人は日本文化の中で、日本独自の生活を営む。それが健康寿命を延ばすための第一歩ではないでしょうか。

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健康寿命が短い都道府県の特徴とは?

今度は、健康寿命が短い都道府県に共通した特徴を見ていくことにしましょう。可能なら、そういった生活習慣、環境を見直して“元気に長寿”を目指して頂きたいと思います。

仮説1.塩分の摂りすぎは絶対にダメ!

健康寿命ワースト上位県では塩分の摂り過ぎが原因!?短命県と言われていた青森の取り組みが実を結び始めたのか今回はワースト10に男女共に入っていません。その取り組みの中でダシをきかせた料理で、塩分を控える「だし活」が功を奏していると言っても過言ではないでしょう。ただ単に塩分を控えるだけでないところが素晴らしい取り組みです。

塩分の摂りすぎは、高血圧をまねくだけでなく、動脈硬化も進めてしまい、近年ではがんの発生とも強く関わっていることも分かってきています。
また塩分の摂り過ぎというと塩分量だけに目が行きがちですが、本当に控えなければいけないものは「食塩(精製塩)」です。

化学合成して作られた「食塩(精製塩)」は安価で安定的に生産が行えることから、大量に生産される加工品や外食産業などでは多く使われています。加工品を買う際や外食するときにはどうしても見落とされがちです。

仮説2.病院に任せっきりはダメ

病院(医者)にお任せではなく、ジョギングなどで自分自身の健康寿命を延ばす努力が必要!定期健康診断することはとても大切、また何かあったら病院に行くことも大切です。しかし病院に任せっきりではなく、自分自身の健康に興味をもち、自分の力でも健康になる努力は必要です。

ここで病院が嫌いな県ランキングをご紹介致します。

健康寿命に関わる病院嫌いな県をランキング

実は病院が嫌いな県の上位を見て頂いても、健康寿命のワーストに載っている県がほとんどないのです。逆に病院が好きな広島県は女性の健康寿命ワースト1位にもなっています。

病院が好きでも結局のところ、自分自身がしっかりしないと病院が自然と健康寿命をのばしてくれる訳ではないと言えると思います。また病院が嫌いでも自身の健康管理はしっかりされている人は健康寿命が長いと言うことも出来るのではないでしょうか。

※図や考察については、アンファー株式会社の公式サイトを参考にしています。

  • 体調が悪いときの対処法として、「病院・クリニックにはなるべく行きたくない」と答えた人の割合では、第1位が石川県 (61.8pt)となりました。次いで群馬県(58.2pt)、新潟県(58.2pt)、静岡県(58.2pt)となりました。行きたくない理由として石川県では、「治療費をなるべく払いたくない(30.9pt)」「いつも混んでいる・またされたくない(26.5pt)」となり、もっとも「治療費をなるべく払いたくない」と回答したのは山口県(41.4pt)、「いつも混んでいる・またされたくない」と回 答したのは神奈川県(36.5pt)でした。
引用元:積極的に病院に行く都道府県、行かない都道府県|アンファー株式会社

都道府県別健康寿命ランキング下位県分析:まとめ

これらの仮説を見ると、やはり西洋が発達させた科学というものに多少は疑いの目を持つことが必要だと断じざるを得ません。

いくら科学者が安全だと言い張っても、現実は常に人間の想像を超えているのです。

自然現象を人間の知性より下位と軽んじる西洋の論理は、やはりどこか大切な部分が抜け落ちているように思います。

また、日本では古くから“身体が冷えると風邪をひく”と言われてきたことはご存じの通りです。

近年、日本の映画やドラマが海外に輸出されるようになり「そんなに雨に濡れて、風邪をひいても知らないよ」「寒いから風邪をひかないように気をつけてね」といった台詞を聞いた西洋人が日本人を次のようにバカにしていたそうです。

「風邪はウイルスのせいだろう?日本人は寒いと風邪をひくなんて信じて生きているのか?」

しかし最近になって身体が冷えると免疫力が低下し、病気に感染しやすくなることが判明しました。

要するに、西洋医学や科学と呼ばれるものが最近やっと解明したことを、日本人はずっと昔から経験的に知っていたのです。

理屈が分からなければ信じない、理屈の上で完璧なら信じる…こういった西洋的な思想が完全でないことがやっと明るみに出てきたわけです。

理屈が解明されていなくても身体を冷やせば体調を崩しますし、理屈の上では事故を起こさないように設計したはずの原子力発電所は大事故を起こしました。今、東洋的な価値観、日本的な文化にもう一度光をあてて、健康長寿の方法を考えてみませんか?

もちろん西洋医学を否定するつもりはありません。20世紀最大の発明である抗生物質は確かに不治の病をいくつも克服する起爆剤となりました。

ですが、東洋人には東洋医学も必要なのです。それぞれの良い部分を組み合わせ、健康寿命を大きく延ばしていくことが何より大切だと思います。

※健康寿命の特徴やランキング一覧の資料などについては、厚生労働科学研究の公式ホームページを参考にしています。

  • 表1. 「日常生活に制限のない期間の平均」と「日常生活に制限のある期間の平均」:2010・2013・2016年における全国の推定値と信頼区間
  • 付表1-1. 「日常生活に制限のない期間の平均」、男性:2010・2013・2016年における全国と都道府県の推定値と信頼区間
  • 付表1-2. 「日常生活に制限のない期間の平均」、女性:2010・2013・2016年における全国と都道府県の推定値と信頼区間
  • 基礎資料として、健康情報は国民生活基礎調査を、死亡情報は人口動態統計を用いた。2016年の健康情報は、国民生活基礎調査が熊本地震により熊本県を調査していないため、熊本県が含まれていない。熊本県の3年次の平均については、下式による、2016年の仮定に基づく推定値を用いて算定した。(熊本県の2016年の仮定に基づく推定値) =(熊本県の2013年の推定値)×(全国の2016年の推定値)/(全国の2013年の推定値)
引用元:項目『研究報告書』 健康寿命の全国推移の算定・評価に関する研究(全国と都道府県の推移)(平成29年度分担研究報告書)|厚生労働科学研究

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