生活習慣病を予防するには日常生活の見直しが急務

生活習慣病にかかる人が年々増加しています。例えば糖尿病患者とその予備群は5年間で1.2倍に増加しました。現状はおおよそ下の表のようになっています。

病名 有病者/予備軍 合計
糖尿病 740万人/880万人 1620万人
高脂血症 3000万人/2000万人 5000万人
高血圧症 3100万人/2000万人 5100万人

このような病気を抱えていては健康な毎日(総寿命の中で日常生活に制限のない期間=健康寿命)を損なわざるを得ません。

またガンによる死亡者数は年におよそ31万人。心筋梗塞による死者も年5万人に達しています。これらの病気も不健康な生活習慣によって誘引されたと考えられています。

健康寿命を延ばすには生活習慣の見直しが不可欠です。

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今すぐ見直して!健康を害する生活習慣5つ

健康を害する生活習慣には次の5つがあると考えられています。

  • 1.喫煙
  • 2.過度の飲酒
  • 3.栄養の偏った食事
  • 4.運動不足
  • 5.ストレスの多い生活

喫煙習慣は今すぐ止める!

タバコの害に関して、WHO(世界保健機関)は幾度も警鐘を鳴らしています。

タバコは害にしかならないタバコの煙には発ガン性が指摘されるベンツピレンやタールと言った有害物質が含まれていることはご存じのとおりです。

また、タバコ葉が燃えるときに出る一酸化炭素も問題視されています。それは、一酸化炭素は血中のヘモグロビンと結びつき、酸素の運搬を阻害してしまうから。

火事では炎に焼かれて死ぬ人より煙に巻かれて死ぬ人が多いと言われますが、これは煙に含まれる一酸化炭素によって一酸化炭素中毒を起こしてしまうのが原因です。

各細胞が栄養素をエネルギーに変えるときに不可欠な酸素の運搬を妨げる一酸化炭素は、非常に毒性が高い物質なのです。

喫煙によって吸収される一酸化炭素は即時に死に至るような分量ではありませんが、長期的に心臓疾患の危険性を高める原因になるとされています。

お酒は適量を守る!

お酒はほどほどにアルコールはコミュニケーションを円滑にする効果もあり、適量であれば健康に良い反面、飲み過ぎによる害には深刻なものがあります。

体の処理能力を上回る量のアルコールを摂取してしまうと、最悪の場合、急性アルコール中毒を起こして死に至る可能性もあるのです。急性アルコール中毒は、血中アルコール濃度がわずか0.4%を上回っただけで発症することが知られており、アルコールが危険な物質であることは知っておかなければなりません。

血中濃度0.4%以上になると、アルコールは生命維持に関わる脳幹、脳中枢までも麻痺させてしまうのです。

急性中毒には至らなくとも、長期的なアルコールの摂取は脳をはじめとして、心臓、肝臓、胃腸など全身のあらゆる場所に影響を及ぼします。さらに炎症を悪化させる作用を持っているため、ケガを治りにくくするほか、ガンのリスクを高める危険性もあるのです。

アルコール依存症がどの国でも社会問題であり続けていることから分かるように、アルコールには強い依存性があります。それが精神的な不調にもつながるため注意が必要です。

厚生労働省の“健康日本21”計画によれば、純アルコール摂取量が1日に20g以上になると危険水準。20g以内に抑えられる分量を具体的に説明すると、ワインでグラスに2杯、ビールで中ビン1本、日本酒なら1合に当たる量です。

それ以上の分量を日常的に飲んでいる方は、飲酒の習慣を見直されたほうが良いでしょう。

栄養バランスに加え、新しい栄養素にも着目!

何かと忙しい現代の生活は、偏食に陥りやすい状況です。

脂肪分の多い食事は、高脂血症、高血圧、動脈硬化、心筋梗塞、脳梗塞のリスクを高めるほか、肥満の原因にもなってしまいます。

野菜不足は体調不良を悪化させるまた、野菜の摂取量が不足すると、食物繊維、ミネラル、ビタミンなどが不足して、慢性的な体調不良を抱える原因に…。

食物繊維は善玉大腸菌の住処となるため、腸内環境を正常に保つために不可欠ですし、ミネラルやビタミンの欠乏は体細胞の活動に悪影響を与えてしまいます。

さらに、従来の6栄養素だけでなく新しく発見された栄養素にも注目。

“第7の栄養素”として注目される“フィトケミカル”は野菜に多く含まれており、強い抗酸化作用をもたらすことが知られています。

フィトケミカルが発ガン物質の活性酸素を除去するため、ガン予防に高い効果をもたらすことが知られており、健康寿命に直結する栄養素として話題を集めているのです。

野菜は生活習慣病の予防に大変重要ですので、意識してきちんと採るようにしましょう。

適度な運動を習慣化!

運動不足は筋力の低下に繋がります。筋力の低下は基礎代謝を下げ、低体温や肥満を引き起こす健康の大敵。筋肉の低下は腕や足の話だけでなく、内臓も含まれます。

運動不足は心肺機能や胃腸の機能も低下させてしまうのです。

運動不足は健康を損ねるそのため、心臓が適切に血液を送り出せなくなるほか、肺の空気交換の効率も下がり、細胞へ行き渡る酸素の量も不足してしまいます。

こうして全身にわたって機能低下が生じてしまえば、結果として免疫機能も低下。病気を予防するシステムが正常に働かなくなり、生活習慣病やガンの危険性を高めてしまうのです。

当然、運動不足は肥満を誘発する原因にもなり、肥満を原因とする心筋梗塞、高脂血症、糖尿病などの原因にもなります。

慢性的な運動不足を実感しているのであれば、今すぐに生活習慣の見直しが必要でしょう。

ストレスフリーが長寿の秘訣!

過度なストレスは、脳や免疫機能に大きなダメージを及ぼす原因となるのです。

ストレスは体を緊張させる交感神経を活発化させる性質があります。それが筋肉や血管の収縮を引き起こし、血流悪化、それに伴う頭痛、吐き気、立ちくらみ、意識障害、貧血などを誘発。

ストレスは万病の元また、血管の収縮によって血圧が大きく上昇しますので、高血圧や動脈硬化の危険性が高まってしまうのです。

さらに、免疫機能は副交感神経が優位のリラックスした状態では高まることが知られていますが、逆にストレスによる交感神経の優位状態だと、低下してしまいます。

交感神経優位の状態が長く続くことは、免疫力が低い状態で日々を過ごすことを意味し、ガンを含めた病気のリスクを上げることに繋がるのです。

ストレスを上手く取り除くことは、生活習慣を見直す上でもっとも重要な部分の一つといえます。

まとめ~健康を増進する7つの心得

1.禁煙に取り組みましょう
…遅くとも、免疫力の大きく低下する40代を目安にするとベター。
2.お酒は適量たしなみましょう
…ビールなら中瓶1本、日本酒なら1合、ワインはグラスに2杯程度。
3.栄養バランスの良い食事を摂りましょう
…低脂肪、低塩分ならなおよい。カロリーの摂り過ぎにも注意。
4.適度な運動を習慣化しましょう
…移動に階段を使う、胸をはってテキパキ歩く、など日常生活を見直すだけでも効果はあります。
5.充分な休養をとり、過度なストレスは避ける
…深い眠りのためにはぬるめの風呂や軽いストレッチが効果的。飲酒は眠りを浅くするため、入眠直前には不向き。日に7~8時間眠ることを心がける。週に1日はきちんと休息日を。
6.生活リズムをなるべく整える
…食事の時間、入眠時間、起床時間などをなるべく一定にすれば体調が整いやすくなります。
7.夜食を避け、朝食をきちんと摂る
…朝の食事は体の血糖値を上げ脳を活性化します。朝食を摂らないのは、ガス欠のまま車を走らせようとするのと同じです。夜食を摂ってから眠ると、余分なカロリーが蓄積され、肥満の原因となります。

以上を目安に健康な毎日を目指しましょう。

とはいえ、これらはあくまでも一般論ですので、既に健康の不安をお持ちの方は、一度専門家の意見を仰いだほうがベターだと思います。

当サイトでは医学博士による無料健康相談、医療相談の窓口についても触れていますので、併せて参照いただければ幸いです。

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