温熱療法とは?

温熱療法は身近な代替医療のひとつですが、その名前から何だか大げさなイメージを受けてしまいます。ところが実はそんなに難しいものではなく、体を温めて健康を増進したり、病気の予防・治療を行う療法の総称なのです。

温熱療法には次のようなものがあります。

  • 1.お灸
  • 2.温湿布
  • 3.サウナ
  • 4.赤外線
  • 5.風呂、温泉
  • 3.ガンにおける温熱療法(ハイパーサーミア)

ガンにおける温熱療法(ハイパーサーミア)どうですか?とても身近に感じられたことでしょう。

食事の摂取を“外部からエネルギーをとり入れて体温が下がらないようにする行為”と捉えれば、それもまた温熱療法と言えるかも知れません。

また、寒いときに人間はブルブルと震えますが、これは自律神経の働きで筋肉を動かして熱を生産しているからなのです。いわば無意識の温熱療法です。

温熱療法は、今日では一般に6番目の“ガンにおける治療法”を意味します。しかし温熱療法はもっと身近で多種なのです。

このページでは冷え症、低体温に悩む方々を対象に、広い意味での温熱療法の効果を紹介します。

体を温めるメリット~冷え、低体温はこんなに怖い!

ところで、なぜ体は温かく保ち、冷やしてはならないのでしょう?

冷えとは、手や足など末端の血管が収縮し、熱が伝わりにくくなっている状態です。ですから体は温かくても、手足が冷える、ということが充分にありえます。

一方、低体温は体を動かすエネルギーが枯渇している状態です。それは血行不良という形であらわれてきます。血行が悪くなると、老廃物を体外へ排出する能力が落ちるほか、酸素や栄養を隅々まで送り届けることができなくなってしまいます。

各細胞は栄養不良に陥り、ますます働きが悪くなり、免疫機能がどんどん低下。“冷えは万病のもと”という言葉は嘘ではありません。

体温35度以下は免疫を下げる体温が35度を下回った状態が低体温です。35度以下になるとガン細胞が活性化すると言われています。

体温が1度下がると免疫力は30%も低下すると言われますので、がんをはじめとした様々な病気になる可能性は増大。また脂肪を燃焼しづらくなるため肥満となりやすく、細胞の働きが下がるため老化も進行するわけです。

逆に体をきちんと温めれば、ケガや病気に強く治りやすい状態にすることができます。

体温が上がると免疫力はあがる。その最も分かりやすい例は、風邪でしょう。

風邪のウイルスが体内に侵入すると、体は体温を上げて免疫システムを活性化させるのです。体温が1度上がると免疫力は5~6倍にもなるといいます。“熱が出たから病気になった”のではなく“病気になりそうだから熱を上げて抵抗しているのだ”というのが正しいのです。

冷えは万病のもと。健康のためには充分な体温を維持しなくてはなりません。

症状別温泉紹介~冷え・低体温対策に効く!

冷えや低体温に効く最も身近な温熱療法のひとつ、温泉の効果についてご紹介します。

温泉には9つの泉質があり、それぞれ効能が異なります。体の悩み、症状に合わせて選んでください。おすすめの温泉地も併記しますので、今度の休日には湯治を…というのも良いかもしれません。

温泉の種類 単純温泉
温効果・効能 筋肉痛、神経痛、うちみ、冷え症、運動麻痺、腰痛、肩こり
解説 刺激が穏やかなので年配者や子どもも安心して入れる
おすすめの温泉地 那須温泉(栃木県)
温泉の種類 含鉄泉
温効果・効能 婦人病に効くとされる/月経障害などに効く
解説 茶褐色の湯が多い。温熱作用が高く、体をよく温める
おすすめの温泉地 火打崎温泉(山形県)奥香肌峡温泉(三重県)有馬温泉(兵庫県)長良川温泉(岐阜県)
温泉の種類 炭酸水素塩泉
温効果・効能 美肌に効くとされる/火傷、皮膚病などにも効く
解説 重曹が多く含まれる。湯上がり後には保湿などのケアをしっかりする必要がある
おすすめの温泉地 明日温泉(富山県)黒川温泉(熊本県)天降川温泉(鹿児島県)強羅温泉(神奈川県)
温泉の種類 塩化物泉
温効果・効能 傷に効くほか温熱効果が高いとされる/火傷、切り傷、婦人病、虚弱症状にも効く
解説 保湿効果に優れている。冷え症にも大変良く効き、発汗によって代謝も高まるので女性にはオススメ
おすすめの温泉地 渋温泉(長野県)稲取温泉(静岡県)赤湯温泉(山形県)
温泉の種類 放射線和泉
温効果・効能 痛風に効くほか、多症状に効果が高いとされる/動脈硬化、胆石症、高血圧、胆のう炎にも効く
解説 ラドンの効果によって、ホルモンバランスが整うほか、免疫力アップも期待できる
おすすめの温泉地 村杉温泉(新潟県)栃尾又温泉(新潟県)天竜峡温泉(長野県)門前温泉(富山県)
温泉の種類 硫黄泉
温効果・効能 生活習慣病に効果的とされる/婦人病、皮膚病、糖尿、動脈硬化、高血圧症、美肌にも効く
解説 血流の改善が期待できる。代謝がアップするほか、殺菌作用も強い
おすすめの温泉地 きまち温泉(島根県)高湯温泉(福島県)万座温泉(新潟県)
温泉の種類 硫酸塩泉
温効果・効能 脳卒中の効果的とされる、動脈硬化、火傷、皮膚病、切り傷にも効く
解説 皮脂肌、ニキビ、吹き出物にも効果的
おすすめの温泉地 法林寺温泉(富山県)辰口温泉(石川県)湯ヶ島温泉(静岡県)法師温泉(群馬県)
温泉の種類 酸性泉
温効果・効能 皮膚病に効果的とされる
解説 湯あたり、湯ただれには注意
おすすめの温泉地 大雪原温泉(北海道)中山平温泉(宮城県)雲仙温泉(長野県)
温泉の種類 二酸化炭素泉
温効果・効能 心臓疾患に効果的とされる/高血圧、火傷、切り傷、動脈硬化にも効く
解説 日本には非常に数が少ない、珍しいタイプの温泉
おすすめの温泉地 みちのく温泉(青森県)新安比温泉(岩手県)朝日鉱泉(山形県)下呂温泉(岐阜県)長湯温泉(大分県)

体を温めて健康に。今回は数ある温熱療法の中から温泉療法をピックアップしましたが、是非ご自分にあった温熱療法をみつけ、冷え・低体温の解消に役立ててください。

医学博士の医療無料相談で
健康寿命を延ばすための情報をもっと詳しく

その他の免疫力を向上させる代替医療はこちら

このページの先頭へ