ホメオパシーの効果解説~自己治癒力を高める民間療法

ホメオパシーは、患者の自己治癒力を重視するホリスティック療法の1つとされています。体が本来持つ自然治癒力を高めるために、極度に薄めた様々な成分を砂糖玉に染みこませ投与するのが特徴。

その原理は、ウイルスを極度に弱めて体に投与して抗体を作る“予防接種(ワクチン)”と似ているかもしれません。そうして得ることのできるホメオパシーの効果は、大きく次の2つと言えるでしょう。

1.自然治癒力・免疫力のアップ
アトピー、体質改善などに一定の効果があるといわれています。
2.デトックス(毒だし、老廃物の除去)
花粉症やアレルギー症状などを緩和する作用があると言われています。

ホメオパシーは世界に最も普及した民間療法!

ザムエル・ハーネマンホメオパシーの歴史は古く、19世紀初頭のドイツにおいてザムエル・ハーネマンによって創始され、発展しました。ハーネマンは1806年にホメオパシーの基礎的な理論である“類似の法則”を発見します。

ギリシア語で“ホメオ”は“似ている”を意味し、“パシー”は“病気”を意味します。つまりホメオパシーには“類似したものは類似したものを治す”という思想が込められています。

分かりやすく言えば、病気の原因物質自体に、病気を治す効果があるということです。もちろん、病気の原因物質は無害になるまで限りなく希釈された後に投与されます。

投与される治療薬はレメディと呼ばれます。レメディは自然界にある物質、主に植物から作られています。

ホメオパシーは疑いようもなく世界に最も普及した補完医療、代替医療のひとつといえます。EURISPES(ヨーロッパ政治経済社会研究所)に調査によれば、イタリアでは実に1,100万人がホメオパシーを使用しているのです。

ホメオパシー治療の実例~レメディの紹介

ホメオパシーの実例をいくつかご紹介しましょう。

ベラドンナ:レメディ熱が出たときには“ベラドンナ”というレメディが処方されます。

まずは、アルコール漬けされたベラドンナという花の原液を希釈していきます。原液の1/100にまで薄める工程を1センチュリー(1C)と呼びますが、それを12回、つまり12C繰り返します。

これを砂糖玉に染みこませ、摂取します。ベラドンナという花は摂取すると発熱を起こす作用があるようです。

レメディの一部をご紹介します。

レメディ名 元の物質 効果のある症状
カモミラ ハーブ 子どもの癇癪や熱
アコナイト ハーブ かぜ、発熱、ショック、恐怖、うつ症状
カプシカム とうがらし 顔の火照り、不眠、憂うつ
サイオシナミマム ハーブ 耳鳴り、めまい、ケロイド、動脈硬化
カレンデュラ 傷にはとてもよく効く
カルクフォス カルシウム 骨折、骨粗鬆症、歯のトラブル、成長痛
コフィア コーヒー豆 不眠、神経過敏
サビーナ 植物 月経過多、切迫流産、不正出血など女性の悩みに効く
シリカ 鉱物 毒だし、デトックス効果に優れる

レメディを投与した際、一時的に症状が悪化したような状態になることがあるといいます。これは症状が緩和、あるいは治癒される際の過渡的な状態“好転反応”であると説明されています。

ホメオパシーは本当に効果があるの?

ホメオパシーの効果さて、ホメオパシーの歴史や処方の実例はわかりました。ところでホメオパシーにはどんな効果があるのでしょう?

ホメオパシーに効果などあるのか、プラセボ効果によって効いたと錯覚しているだけではないか、という反論も確かにあります。有効性を証明するデータに乏しいものの、しかしそれはホメオパシーを否定する根拠とはなりえません。

ホメオパシーがありとあらゆる病気に効く、ということは確かにありえないでしょう。けれども、ある特定の病気や症状については、効果が期待できるようです。

20世紀初頭に流行したスペインかぜ(インフルエンザ)のケースは、ホメオパシーの可能性を示す例として無視できません。

当時、アメリカではホメオパシーの治療を行う病院が100以上、ホメオパシーを扱う薬局は1000以上にのぼっていました。また、ホメオパシーを専門とする医科大学も22存在していました。

スペインかぜ流行時にホメオパシー以外の治療、つまり解熱剤や抗ウイルス剤を用いた治療を行った24,000人のうち6,768人が死亡しました。

対して、ホメオパシー治療を受けた26,000人のうち、死亡したのはわずか273人だったのです。

これは、西洋医学の用いる薬や治療法が体に強すぎて害をなす好例と言えるのではないでしょうか。

ホメオパシーは自然由来であり、依存性ほか、体を蝕むような作用はないと言われています。

ホメオパシーの“自己治癒力を上げて治す”という発想は東洋医学に近いものですし、体のもつ本来的な免疫力を高めようとする方法は、当時の西洋としては200年先を行くものだったとも言えるかもしれません。

病状と、体質によっては、その緩和と軽減が一定レベル期待できるのではないでしょうか。最後に、ホメオパシーを使用したい場合には、知識をもった医師や専門科の指導を仰ぐことをおすすめします。

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